duringとwhileの違い 後ろに来る形で使い分ける|英文法の地図

duringとwhileの違いを解説する記事のアイキャッチ 似た表現の使い分け

「〜の間」を英語にしようとすると、duringとwhileのどちらも当てはまるように見えます。日本語の訳は同じでも、2語は直後に続く形が違います。

この記事で分かること

  • 直後の形からduringとwhileを選ぶ4つの手順
  • whileの後ろで主語とbe動詞が省かれる形の読み方
  • forとの境目と、本記事で扱わない形の範囲

対象:中学校・高等学校 学校文法(前置詞duringと接続詞while)

結論:duringとwhileはどちらを使うか

迷ったときは、2語の直後を見ます。期間や出来事を表す名詞のまとまりが続くならduring、主語と動詞が続くならwhileです。

前置詞のduringは、名詞(句)を後ろに取ります。接続詞のwhileは、主語と動詞を含む節を後ろに取ります。

duringwhile
品詞前置詞接続詞
直後に続く形名詞のまとまり主語+動詞
形の例during the lunch breakwhile the shop was closed

前置詞と接続詞の区別に自信がない場合は、先に英語の品詞の見分け方へ戻ると早く済みます。

例外が2つあります。1つ目は、whileの後ろで主語とbe動詞が省かれて短くなる形です(手順2)。このとき、直後は主語と動詞の組にならず、-ing形・形容詞・前置詞句が続きます。

2つ目は、six hoursのように数字で期間の長さを言う場合です。この場合は、duringを直接続けず、forを使います(手順4)。

何が違うか:前置詞と接続詞の違い

前置詞は、名詞のまとまりを後ろに置いて、時や場所などの情報を足す語です。接続詞は、主語と動詞を含むまとまりをつなぐ語です。duringとwhileは、どちらも日本語の「〜の間」に当たります。

次の編集部作成の2文は、同じ出来事を表しています。違うのは、後ろの形だけです。

The lights went out during the power test at the lab. (研究室の電源試験の間に、照明が消えました。)

The lights went out while the engineers were running the power test. (技術者たちが電源試験を行っている間に、照明が消えました。)

1文目のduring以降は、the power test at the labという名詞のまとまりで、動詞を含みません。2文目のwhile以降は、the engineersが主語、were runningが動詞の節です。

日本語は「試験の間」でも「試験をしている間」でも「間」で受けられるため、訳からは違いが見えません。英語では、後ろの形に合わせて語を選びます。

本記事で扱う範囲

  • 扱う形:時を表すduringとwhile。直後が名詞のまとまりの形、主語と動詞の形、主語とbe動詞が省かれた形(-ing形・形容詞・前置詞句が続く形)
  • 扱わない形:名詞のwhile(for a while)、名詞に節が付く形(during the week we spent in Kyoto)
  • 扱わない形:while a student 型の名詞が続く省略形、while still dark 型のitやthereが省かれる形
  • 扱わない形:duringの直後の-ing形(trainingのように名詞として使う語は除く)
  • 扱わない形:during the six hours of the blackout 型の数量語を含む期間名、all day 型の長さ
  • 触れるだけの内容:whileの対比用法、forとの境目

whileには、「Aの一方でB」と対比を表す用法もあります。次の編集部作成の文が、その例です。

While the north gate opens at eight, the south gate opens at nine. (北門は8時に開く一方で、南門は9時に開きます。)

この用法でも後ろは主語と動詞の形なので、手順1でwhileと分かります。duringにこの意味はないため、対比ではduringとの選択が起こりません。

duringとwhileを選ぶ4つの手順

以下の順番で確認してください。節かどうかを先に見て、次に省略を疑い、名詞なら中身を確かめ、最後に数字の長さを言う語句がないかを見る並びです。

duringとwhileを直後に続く形で比較した図

手順1:直後に主語と動詞が揃っているかを確認する

迷っている位置の直後を読み、主語のすぐ後ろに動詞が続いているかを見ます。揃っていればwhileです。接続詞は後ろに主語と動詞の組を要する語だからです。

揃っていない場合だけ、手順2へ進みます。

手順2:-ing形・形容詞・前置詞句なら、省かれた主語とbe動詞を補う

直後が-ing形、形容詞、前置詞句で始まる場合は、whileの後ろで主語とbe動詞が省かれている可能性があります。主節の主語と同じ主語、それにbe動詞を補って文が成り立てば、答えはwhileです。補った形は、while he was listeningのようになります。補っても成り立たないときは、主語を書き足すか、名詞を使った形に直します。

省略は、補う主語が主節の主語と一致するときに成り立つ、というのが学校文法の基本の説明です。教材によっては「接続詞を残した分詞構文」とも説明されますが、本記事は省略の見方で整理します。

手順3:名詞のまとまりが続くなら、期間や出来事の名前かを確認する

直後が名詞のまとまりだけなら、duringの候補になります。ただし、duringの後ろに置けるのは、期間や出来事を指す名詞です。lunch break・safety briefing・storm・tourが例で、人や物の名前だけでは、いつの間かが決まりません。

人や物を置きたいときは、Mr. Endo’s speechのように、出来事を表す語を足します。出来事を指す名詞のまとまりなら、duringの候補が残り、手順4で数字の長さを言う語句がないと確かめられた時点で、duringに決まります。

手順4:数字で長さを言うなら、forに切り替える

最後に、言いたいのが「いつの間か」か「どれだけの長さか」かを確かめます。duringの後ろに置くのは、期間や出来事の名前です。6時間・3日間のように数字で長さを言う語句を直接続ける場合は、forを置きます。

次の編集部作成の文では、2語が同じ文に並びます。

The generator ran for six hours during the blackout. (発電機は、停電の間に6時間動き続けました。)

forの後ろがsix hoursという長さ、duringの後ろがthe blackoutという出来事です。forが期間の長さを受け持つ理由は、forとsinceの使い分けの手順で確認できます。

自作例文での比較

次の3組で、手順のどこで形が分かれるかを確認します。

【比較例文】(編集部作成・1組目) A:Nao updated the inventory sheet during the lunch break. (ナオは昼休みの間に、在庫表を更新しました。) B:Nao updated the inventory sheet while the shop was closed for lunch. (ナオは、店が昼休みで閉まっている間に、在庫表を更新しました。)

【判定の根拠】 Bは、the shopが主語、wasが動詞で、手順1で組が揃っています。したがってwhileに決まります。Aは、the lunch breakの後ろに動詞が続かず、-ing形・形容詞・前置詞句でもありません。手順3で、期間を指す名詞と分かります。手順4で数字の長さを言う語句がないことも確かめ、duringに決まります。

【比較例文】(編集部作成・2組目) A:Hiroshi took notes during the safety briefing. (ヒロシは安全講習の間、メモを取りました。) B:Hiroshi took notes while listening to the safety briefing. (ヒロシは安全講習を聞いている間、メモを取りました。)

【判定の根拠】 Bのwhileの直後はlisteningで、主語がありません。手順1では決まらず、手順2が必要です。主節の主語Hiroshiとbe動詞を補うと、while he was listening to the safety briefingとなり、文が成り立ちます。 Aは、safety briefingが出来事を指す名詞のまとまりで、数字の長さを言う語句もないため、手順3と手順4を通ってduringに決まります。

【比較例文】(編集部作成・3組目) A:Visitors must keep their helmets on during the tour of the cannery. (見学者は、缶詰工場の見学中、ヘルメットをかぶったままにする必要があります。) B:Visitors must keep their helmets on while on the cannery floor. (見学者は、缶詰工場の作業フロアにいる間、ヘルメットをかぶったままにする必要があります。)

【判定の根拠】 Bのwhileの直後は、前置詞句のon the cannery floorです。手順2で、主節の主語に合わせてthey areを補うと、while they are on the cannery floorとなり、文が成り立ちます。このように前置詞句から始まる形は、短くても名詞のまとまりとは見ません。 Aのthe tour of the canneryは、of the cannery を含めて出来事を指す名詞のまとまりです。数字の長さを言う語句もないため、手順3と手順4を通ってduringに決まります。

※本例文は編集部が作成したオリジナルです。教材からの転載ではありません。

間違えやすいパターン

取り違えが起きる場面を5つ挙げ、見落とした手順を右端に添えました。表中の英文は、誤りの側も含めて、いずれも編集部が作成した例です。

やりがちな判断正しい判断なぜずれるか
Rina answered emails while the train ride.Rina answered emails during the train ride.the train rideは動詞を含まない名詞のまとまりで、手順1で組が揃いません。手順3で出来事を指す名詞と分かり、duringです
The screen froze during the tutor was speaking.The screen froze while the tutor was speaking.the tutorが主語、was speakingが動詞で、手順1でwhileに決まります。前置詞のduringは、後ろに節を置けません
The room was quiet during Mr. Endo.The room was quiet during Mr. Endo’s speech.人の名前だけでは出来事を指しません。手順3で、speechのような語を足します
While walking to the lab, the rain started.While Ken was walking to the lab, the rain started.ここで扱う形では、省かれた主語は主節の主語と同じものとして読まれます。手順2で補うと、the rainが歩く意味になり、場面と合いません
The pump kept running during six hours.The pump kept running for six hours.six hoursは数字で長さを言う語句で、duringの直後には続けません。手順4で、forに切り替えます

表の1〜3行目は、直後の形を読む基本の手順1・3の見落としです。4行目と5行目は、例外にあたる手順2・4の見落としです。

次に学ぶ論点:前置詞と接続詞をTOEIC Part5の形で確認する

手順1は、前置詞と接続詞を見分けられることが前提です。あいまいな場合は、前提の論点へ戻ってください。

空所補充の形に当てはめた練習は、TOEIC Part5 前置詞と接続詞の見分け方で続けられます。

duringとwhileは、直後が名詞のまとまりか主語と動詞かという、文面に出ている形で決まる組でした。形で決まる組と、時点や言いたい中身を見る組の分かれ方は、似た英語表現の使い分けの「問い1」の節に、自動詞と他動詞などと並んで載っています。

まとめ

  1. duringは前置詞で名詞のまとまり、whileは接続詞で主語と動詞の組が、直後に続きます。
  2. 判断は「主語と動詞の組→省略の補い→名詞の中身→長さ」の4手順で進めます。
  3. whileの後ろは、補う主語が主節の主語と一致するとき、主語とbe動詞が省かれることがあります。
  4. 人や物の名前だけの名詞はduringの後ろに置けず、出来事を表す語を足して整えます。
  5. 数字で長さを言う語句を直接続けるときは、forを使います。対比のwhileや名詞のwhileなど、本記事で扱わない形もあります。

本記事は英語学習を目的とした情報であり、個別の学習指導・答案添削ではありません。 試験制度・出題形式は変更されることがあります。受験の際は必ず公式の最新情報をご確認ください。 → 免責事項(/policy/)

最終確認日:2026-10-03

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