TOEIC800点3ヶ月スケジュール 社会人向け|英文法の地図

TOEIC800点を3か月で目指すスケジュールを解説する記事のアイキャッチ 学習計画

TOEIC L&Rで800点を目指すとき、3か月という期間だけを決めても、平日にどれだけ学習時間を使うかを先に決めなければ計画は組めません。この記事では、平日1時間の学習を前提にした12週間のスケジュールの組み方を、編集部が組んだ一例として示します。

この記事で分かること

  • 平日1時間・休日の時間を前提にした12週間の週割りの組み方
  • 各週のうち文法対策にどれくらいの時間を充てるかの目安
  • 予定が崩れたときに削ってよい優先順位

対象:TOEIC L&R(2026年度時点の試験形式)

前提:このスケジュールの土台にした条件

ここで示すスケジュールは、特定の前提条件のもとで編集部が組んだ一例です。前提が変わると、必要な期間や配分も変わります。

想定するスコア帯は、TOEIC L&Rで600点台後半から650点前後です。中学英文法の主要な項目はひととおり学んだものの、Part5で選択肢を絞り込む判断に時間がかかる段階を指します。実際のスコアは受験のたびに変動するため、ここでの数値は目安の一つとして扱ってください。

学習時間は、平日1時間を5日、休日のうち1日2時間を確保できる場合を前提にしています。内訳を合計すると、平日5時間と休日2時間で、週7時間になります。

3か月は12週として計算します。週7時間を12週間続けると、学習に使える時間は合計84時間という目安になります。

この前提から外れる場合、同じ配分をそのまま当てはめると無理が生じます。平日に使える時間が短い場合や、休日がまとまって取れない場合、あるいはスコア帯が大きく異なる場合の考え方は、後半の「この計画が合わない場合」で扱います。

全体の逆算(週割り)

12週・週7時間という土台をもとに、3つの期間に分けて中身を決めます。

TOEIC800点を目指す12週間の週割りを示した図

3つの期間で週あたりの時間は変えず、中身だけを段階的に変えていく組み方です。12週×7時間で、合計84時間になります。週によって時間を増減させる組み方も考えられますが、毎週の予定を一定にしたほうが、崩れたときに立て直す基準を作りやすくなります。

最初の4週間は、時制・仮定法・品詞といった文法項目を分野ごとに総ざらいする期間です。次の4週間は、覚えた文法をPart5の形式に当てはめて解く練習に重心を移します。最後の4週間は、模試で見つかった間違いを復習する期間にあてます。

この順番にしているのは、判断の基準を先に作ってから、時間内に使う練習に移ったほうが、基準がないまま演習に入るより進めやすいと考えられるためです。逆に、基準を作る前から模試を繰り返すと、間違えた理由が分からないまま回数だけが増えることになります。

各週で何をやるか(文法対策に充てる時間の目安)

同じ週7時間でも、期間によって文法対策に充てる時間の割合は変えます。

1〜4週目は、週7時間のうち5時間を文法の総ざらいにあて、残り2時間を単語の補強にあてる組み方です。中学英文法のつまずきが残っている場合は、ここに厚めに時間を配分します。この期間はまだPart5の形式には寄せず、時制・仮定法・品詞といった分野ごとに一つずつ確認を進めます。1つの分野を1週間ほどで区切ると、4週間で主要な分野を一巡できる計算です。

5〜8週目は、週7時間のうち3時間をPart5形式の判断練習にあて、残り4時間を単語と他パートの対策に振り分けます。品詞・時制・語彙のどのタイプの問題かを見分ける考え方は、TOEICの文法問題で失点しないための解き方で整理しています。覚えた文法の知識を、制限時間の中で使える形に変えていく期間です。

9〜12週目は、週7時間のうち2時間を間違えた文法論点の復習にあて、残り5時間を模試演習と他パートの見直しにあてます。Part5にどれくらいの時間を割り当てるかの考え方は、TOEIC Part5の時間配分 使う時間の目安で確認できます。この期間は新しい文法項目を増やさず、模試で見つかった穴を埋める作業を中心にしてください。1回の模試ごとに、間違えた論点をその週のうちに復習まで終えると、次の模試までに同じ間違いが残りにくくなります。

崩れたときの立て直し方(削る優先順位)

予定どおりに進まない週は、削ってよい部分と削らない部分を先に決めておくと立て直しやすくなります。優先順位を決めずにその場で削ると、後から取り戻しにくい部分まで削ってしまうことがあります。削る順番は次のとおりです。

  1. まず単語アプリなど、文法の理解に直接関わらない補強の学習を減らします。ここを削っても、計画全体への影響は比較的小さくなります。
  2. 次に他パートの追加読解練習を減らします。Part5の判断練習より優先度を下げても、全体の計画に響きにくい部分です。
  3. その次に模試の回数を減らします。ただし12週間で少なくとも1回は残し、0回にはしません。回数を減らす際の目安として扱ってください。
  4. 最後まで削らないのは、間違えた文法論点の復習です。ここを削ると同じ間違いを繰り返しやすくなるため、優先順位はもっとも高い位置に置きます。

この順番で削れば、期間が短くなっても、Part5の判断力に直結する部分は残せます。逆にこの順番を無視して復習から削ると、同じ間違いを繰り返したまま模試の回数だけが増えていきます。

進み具合の確認方法

進み具合は、各週の終わりに次の状態に届いているかで確認します。

  • 4週目の終わり:文法分野別の解説記事にある確認問題を、手順を見ずに答えられる
  • 8週目の終わり:Part5形式の問題で、どのタイプの問題かを制限時間内に見分けられる
  • 12週目の終わり:模試のPart5で、事前に決めた時間配分にほぼ収まる

上の3つに届いていれば、その時点までの内容が身についていると判断できます。学習時間の合計を記録しておくと、この確認と合わせて振り返りやすくなります。

3つの区切りのどこかで届いていない場合は、その週の内容を1週間分だけ伸ばし、次の期間の開始を後ろにずらして調整します。無理に次の期間へ進むより、1週間の遅れとして扱ったほうが、後の期間で挽回しやすくなります。

この計画が合わない場合

ここまでの配分は、平日1時間・休日2時間という前提に基づく一例です。前提が変わる場合は、別の記事で考え方を確認してください。

平日に使える時間がこれより短い場合や、休日にまとめて時間を取れない場合は、週あたりの時間から組み直す必要があります。期間そのものを3か月から半年に変える場合も同様です。こうした前提の違いに応じた考え方は、働きながらTOEICスコアを伸ばす学習計画で扱っています。

また、今回の前提とは異なるスコア帯から始める場合、文法の総ざらいにあてる期間の長さも変わります。すでに文法の基礎が定着している場合は、最初の4週間を短縮できる可能性があります。反対に、中学英文法のつまずきが多く残っている場合は、後半のPart5練習を進めやすくするため、最初の期間を4週間より延ばしてください。

次に学ぶ論点:文法対策の全体像と期間別の考え方へ

3か月の配分を組み終えたら、文法対策そのものの入り口と、期間を変えたときの土台になる考え方を確認しておくと計画を組み替えやすくなります。

まとめ

  1. このスケジュールは、平日1時間・休日2時間、週7時間、12週間という前提のもとで編集部が組んだ一例です。
  2. 3か月を4週間ずつ3つの期間に分け、文法の総ざらい、Part5形式の練習、模試と復習の順で進めます。
  3. 文法対策に充てる時間の目安は、1〜4週目が週5時間、5〜8週目が週3時間、9〜12週目が週2時間です。
  4. 予定が崩れた場合は、単語の補強、他パートの練習、模試の回数の順に削り、間違えた論点の復習は最後まで残します。
  5. 前提条件が異なる場合は、期間や配分をそのまま使わず、組み直す必要があります。

本記事は英語学習を目的とした情報であり、個別の学習指導・答案添削ではありません。 試験制度・出題形式は変更されることがあります。受験の際は必ず公式の最新情報をご確認ください。 → 免責事項(/policy/)

最終確認日:2026-09-21

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