willとbe going toは、和訳にすると同じ「〜します」「〜するつもりです」に見え、入れ替えても通じそうに思えます。この記事では、未来の話をいつ決めたかと、目の前の根拠の有無という2つの見方で選ぶ順番を、自作の例文で確かめます。
この記事で分かること
- willとbe going toを選び分ける4つの手順
- 現在進行形・現在形で未来を言う文との境界
- 手順どおりに決まらない文と、取り違えやすい場面
対象:学校文法(未来を表すwillとbe going toの使い分け)
結論:willとbe going toはどちらを使うか
willとbe going toは、未来の話を「いつ決めたか」と「今、目の前に根拠があるか」で選びます。話している最中に決めたことや、話し手の見込みによる予測ならwillです。話し始める前から決まっていた予定や、今見えている兆候から言える予測ならbe going toを選びます。
この軸は、学校文法で基本として押さえる目安です。実際には、予定をwillで言う文や、その場の決断をbe going toで言う文もあります。そのため、手順のあとに、目安から外れる文がないかも確かめます。
扱うのは、willとbe going toの選び方です。現在進行形・現在形で未来を言う文は、手順4で境界だけを示します。shallの申し出・提案の文、未来進行形・未来完了の形、条件を表す節の中でwillが相手の意志を尋ねる形は扱いません。主節が過去形のときにwillがwouldへ動く規則は、時制の一致の記事に任せます。
今から先を向くこの2つに対し、過去から今へつなぐ形は現在完了形の使い方の担当です。その形と過去形の選び分けは、現在完了と過去形の違いに任せます。
willとbe going toの違い:決めた時点と目の前の根拠
willは、話し手が自分の判断として未来を述べる形です。話している最中に思いついたこと(申し出・約束・その場の決断)と、話し手の見込み(I thinkやprobablyを伴う予測)を言うときに働きます。
be going toは、すでにその方向へ進んでいる流れを述べる形です。話し始める前から決まっていた予定と、今目の前にある兆候から見えている予測を言うときに働きます。どちらも後ろには動詞の原形が続きます。
| 見る項目 | will | be going to |
|---|---|---|
| 意志の文:決めた時点 | 話している最中に決めたこと(申し出・約束を含む) | 話し始める前から決まっている予定・つもり |
| 予測の文:根拠 | 話し手の見込み(I thinkやprobablyを伴うことが多い) | 今ある兆候から見えている予測 |
| 手配・準備 | 触れない文が多い | すでに進んでいる、または済んでいる |
中学校学習指導要領(平成29年告示)の解説は、動詞の時制及び相などの項に「助動詞などを用いた未来表現」を置いています。例に挙がるのは、willの文、be going toの文、現在進行形で明日の予定を言う文です。この項に示されているのは例文までで、使い分けの基準は書かれていません。同じ項では「時制」が現在時制と過去時制を指す語とされ、未来は助動詞などで表す整理です。
willとbe going toを選ぶ4つの手順
以下の順番で確認してください。

手順1:意志の文か、予測の文かを分ける
文が言うのは、主語の意志(「します」「するつもりです」)か予測(「なるでしょう」「なりそうです」)かを区別します。
手順2:意志の文は、話し始める前から決めていたかを確認する
その意志を、話し始める前から決めていたか、話している最中に決めたかを探します。前から決めていたならbe going to、最中に決めたならwillです。
手がかりは2つあります。1つは、as she planned last weekやhas already bookedのように前から決めていたと分かる語句です。もう1つは、インクが切れたなど気づいた直後と分かる内容です。
前から計画があっても、今それを変えると決めた文はwillです。
手順3:予測の文は、今目の前に兆候があるかを確認する
予測の根拠が、今目で見て分かる兆候か、話し手の見込みかを探します。兆候を根拠にした予測ならbe going to、兆候に触れず見込みを述べるならwillです。
兆候を示す語句はLook at …や状況の描写、見込みを示す語句はI thinkやprobablyです。根拠が今ある状況か、話し手の判断かが、分かれ目です。
手順4:手配の済んだ近い予定や、時刻表の予定でないかを確認する
手順2か3の答えが出たら、最後に、現在進行形や現在形で言える予定でないかを確かめます。ほかの人との約束があり、時間も決まった近い予定は、現在進行形でも言えます。
Ms. Kondo is meeting the auditor at three tomorrow. (近藤さんは明日の3時に監査担当者と会います。) → 面会の約束が入った近い予定で、現在進行形のまま未来を表しています。
時刻表や予定表で決まっている出来事は、文法の解説では現在形で未来を表すと説明されます。バスの発車時刻を言う文がこの形で、willやbe going toへの書き換えは要りません。
進行形は動作を表す動詞に向く形です。学校文法では、knowやwantのような状態動詞は進行形に向きません(進行形にできない動詞とは)。予定の文に状態動詞を使うなら、現在進行形は候補から外れます。
手順どおりに決まらない文の扱い
4手順の答えは、学校文法の基本に沿ったものです。実際の英文には食い違う文もあります。
- 前から決まっていた予定を言うwill:告知文のように改まった文で見られます。
- その場で決めたことを言うbe going to:話し言葉で見られます。
決めた時点や兆候を示す語句が文中にあるときは、その語句を優先して答えます。
willとbe going toを3組の例文で比べる
【比較例文】(編集部作成・1組目) A:The ink has run out, so I will order a new cartridge right now. (インクが切れたので、今すぐ新しいカートリッジを注文します。) B:Ms. Doi is going to order a new cartridge on Friday, as she planned last week. (土井さんは先週立てた計画どおり、金曜に新しいカートリッジを注文するつもりです。)
【判定の根拠】 意志の文なので手順2で見ます。Aはインクが切れた今この場で決めたのでwillです。Bはas she planned last weekから前に決めていたと分かり、be going toを選びます。
【比較例文】(編集部作成・2組目) A:Look at the dark clouds over the harbor. The ferry is going to be late. (港の上の暗い雲を見てください。フェリーは遅れそうです。) B:I think the ferry will be late on Sunday. (日曜のフェリーは遅れると思います。)
【判定の根拠】 予測の文なので手順3で見ます。AはLook at the dark cloudsが今ある兆候を示すのでbe going toです。Bは兆候に触れず、I thinkで見込みを述べているのでwillを選びます。
【比較例文】(編集部作成・3組目) A:We planned to drive, but the lake road is closed, so we will take the train. (車で行く予定でしたが、湖への道が通行止めなので、電車で行きます。) B:We are going to take the train; Ms. Ito has already bought the tickets. (電車で行くことにしています。伊藤さんがもう切符を買いました。)
【判定の根拠】 意志の文ですが、手順2の答えが逆です。Aはもとの計画(車)があっても、今は電車に決め直したのでwillです。Bはhas already bought the ticketsが手配済みの予定を示し、be going toを選びます。
※本例文は編集部が作成したオリジナルです。教材からの転載ではありません。
willとbe going toの間違えやすい4つの場面
基本の選び方から外れやすいのは、決めた時点や根拠を確かめずに日本語の訳で形を選ぶ場面です。条件を表すif節の中までwillを置く場面は、学習者の誤りとして説明される形です。
| 基本の選び方から外れる判断 | 基本の選び方での判断 | なぜずれるか |
|---|---|---|
| The server room is too hot, so I am going to switch on the extra fan. | The server room is too hot, so I will switch on the extra fan. | 暑いと気づいた直後に決めた対応は、学校文法の基本の選び方ではwillです。話し始める前から決めていた作業なら、be going toになります。 |
| Mr. Shimizu will take two weeks off in August; he has already booked the flight. | Mr. Shimizu is going to take two weeks off in August; he has already booked the flight. | has already bookedが、航空券まで手配済みの予定であることを示します。前から決まっていた予定は、基本の選び方ではbe going toです。 |
| Look at the fuel gauge. The van will run out of fuel. | Look at the fuel gauge. The van is going to run out of fuel. | Look at …が、今目の前にある兆候を示します。兆候から言える予測は、基本の選び方ではbe going toです。 |
| If the harbor festival will be held on Sunday, we will sell lemonade at the gate. | If the harbor festival is held on Sunday, we will sell lemonade at the gate. | 時や条件を表す節の中は、未来のことでも現在形にするのが学校文法の原則です。willは主節の側に置きます。 |
1〜3行目の左の英文も、英語として使われることがあります。基本の選び方に当てはめた答えを右に示しました。
次に学ぶ論点:willと時制の一致へ
willを含む文は、主節が過去形になると、形が過去側へ1段階動きます。時制の一致とはの確認問題1が、willをwouldへ動かす場面です。
この論点は「時制の全体像」を前提にしています。手が止まる場合は前提から確認してください。
出典
【出典】
- 文部科学省「中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 外国語編」 https://www.mext.go.jp/content/20210531-mxt_kyoiku01-100002608_010.pdf (2026-10-03 確認)
※学習指導要領は改定されることがあります。本記事の記述は上記告示時点のものです。
まとめ
- willとbe going toは、未来の話をいつ決めたかと、目の前の根拠で選びます。
- 意志の文は、最中に決めたことならwill、前から決まっていたならbe going toです。
- 予測の文は、今ある兆候から言えるならbe going to、話し手の見込みならwillです。
- 手配の済んだ近い予定は現在進行形、時刻表の予定は現在形でも言えます。
- これは基本の目安で、決めた時点や兆候を示す語句が文中にあれば、それを優先します。
本記事は英語学習を目的とした情報であり、個別の学習指導・答案添削ではありません。 試験制度・出題形式は変更されることがあります。受験の際は必ず公式の最新情報をご確認ください。 → 免責事項(/policy/)
最終確認日:2026-10-03

